6年間の学校生活を見守る
子供にかかわる仕事の中でも幅広い仕事内容を担うのが小学校教師です。
まだまだ幼さが残る1年生から見違えるほど大きくなる6年生までの6年間も学校生活を通じて子供達の成長を見守ります。
子供から大人になる成長段階で非常に大きな影響を与える可能性があるため、慎重に指導しなければいけない場合もあります。
基本的には全ての教科を指導する能力がなければいけないため、かなり努力を積み重ねる必要があります。
学校生活では諸問題が常に発生しやすく、教師として苦労する場合が多いものです。
特に担任を受け持った場合は日々苦労が絶えないと、つい愚痴をこぼしてしまう方もいるほどです。
苦労をした分だけ子供が成長していく姿を見ているとやりがいを感じるものです。
ここでは小学校教師を目指す方に知っておきたい事をいくつかご紹介しています。
教員免許の取得
小学校教師になるためには小学校教員免許を取得しなければいけません。
学歴によって取得できる免許の種類が異なります。
進学先を決める段階できちんと考える必要があります。
教師の仕事内容
ただ勉強を指導していれば良いものではなく、様々な面から子供達のサポート役として仕事に従事する必要があります。
一人ひとり違う個性をいかにして伸ばしてあげるのかが教師としての腕の見せ所です。
学校行事に合わせての準備や、保護者とうまく連携を取りながらお互いに信頼関係を結べるように努力することも大切な仕事です。
教師の苦労と続ける理由
常に苦労が尽きない教師の中には、あまりにも過酷な生活が続いて体調を崩す方も珍しくありません。
放課後にすぐ帰宅できるものではなく、残業をして勤務時間が長くなるのは日常茶飯事です。
子供同士のいじめ問題や、理不尽に文句ばかり言うモンスターペアレントなど教師が抱える問題は山積みです。
そこまで苦労してでも教師を続けていられるのは理由があるようです。
夏休みの過ごし方
子供が登校しない夏休みにも教師はしっかり学校で勤務しています。
それぞれが必要な仕事を行っているため、決して暇を持て余しているわけではありません。
もちろん普段はなかなか取得できない有給休暇を消化して比較的長い休みを楽しむこともできます。
2学期の学校行事に備えて準備をする方も多いです。
気になる年収
小学校教師の年収は平均すると700万円弱になると言われています。
初めて教師として学校に赴任した年は330万円前後になるそうです。
同じ年代の平均年収と比較すると高めになっていますが、果たしてこの額が高いのか低いのかは判断が難しいところです。
思っていた以上に激務が続くため、もう少し収入があってもいいのではないかという意見が多いのも事実です。