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子どもたちとの接し方

子供達の気持ちをしっかりと感じ取る

保育士にとって非常に重要なスキルの一つが、子供達の気持ちをしっかりと感じ取り、気持ちに合わせて、色々と行動をしていくという事です。
例えば、子供同士で喧嘩をしてしまったときなど、頭ごなしに叱り付けるのではなく、子供と同じ目線に立って、どうしてそんな事をしてしまったのか、何が原因で、何が悪かったのか、しっかりと子供達の気持ちを感じ取った上で、冷静に話し合いをしていきます。
感情的にただ叱り付けるだけでは、子供達の成長を阻害してしまいますので、子供達の事を日頃からしっかりと見て、子供達の感情を感じ取る努力をしましょう。

子供は思って居るよりも、周囲の事をよく見ていて、敏感に感情をキャッチする生き物です。
周囲が不安な気持ちや、イライラとした気持ちでいる場合は、その状況を感じ取り、自分も不安になったり、イライラとしてしまう傾向があります。
そんな時にもしっかりと感情をキャッチして、包み込んであげる事で、正しい方向に進ませてあげる事が出来るでしょう。

皆に平等に接しましょう

お子さんによって性格や考え方、成長の度合いは大きく異なります。
ですが、どんなお子さんに対しても平等に接することが、保育士にとっては必要不可欠です。
1人のお子さんにのめり込むような事が無いように、出来るだけ平等に接することで、よりお子さん達と親密に、子供達に頼られる存在になるでしょう。

子供達は、差別をされているという状況も敏感に察します。
具体的に差別を受けているというワードが出てこないものの、その状況をキャッチして、言いしれぬわだかまりを感じる生き物なのです。
余計な心配や不安を作らないためにも、保育士は常に平等に子供達に接して、全ての子供達を平等に愛する事が必要になります。

あくまで保育士という立場を忘れずに

保育士という立場をすっかり忘れて、子供達と大盛り上がりするという保育士さんも稀にいますが、それはNGです。
保育士はあくまで子供達を守る事が仕事ですので、一緒に盛り上がってしまった結果、子供達が大けがに繋がるというケースも少なくありません。

子供達と一緒に楽しむ事は大切ですが、あまり夢中になってしまわないように、十分注意をしましょう。
常に広い視野を持って行動するように心がける事で、日頃から保育士としての自立を持つように心がけてみることが大切です。

ただし、心を閉ざすことはいけません。
子供達に積極的に心を開き、子供達1人1人のこと見つめることで、子供達に安心して接してもらう事が出来ますので、基本的な部分を忘れないようにしましょう。
心を開きつつも、保育士としての立場を忘れないような、適切な関係性を作っていくことが大切です。