得るものがたくさんある
保育士の仕事をしていると「本当にこの仕事を選んで良かった!」と感じる事がたくさんあります。
やりがいを感じる事ばかりではなくて時には苦労を感じる時もありますが、それ以上にやりがいを感じる事に喜びを感じてもっと頑張ろうと意欲を燃やすことができます。
恐らく、保育士の仕事をしていなければわからない事が多いと思いますが、私がこれまでの経験を通じてやりがいを感じた出来事をいくつかご紹介します。
子供の成長を肌で感じた時
保育園にやってくる子供達は小学校に入学するまでの幼い子ばかりなので、日に日に成長する様子が確実にわかります。
昨日まで出来なかったことが今日出来るようになると、満面の笑みを浮かべながら駆け寄ってきて「先生、できたよ!」と嬉しそうにしている様子を見ると、本当に嬉しく感じます。
今までずっとおむつを外せなくてトイレで用を足せなかった子をトイレに連れて行くときちんと出来た時は本人もかなり驚いたようでした。
保護者からも「先生のおかげです」と喜んでいただける度に本当に保育士の仕事は素晴らしいなと実感します。
日中は子育てが難しい保護者に変わって、私達がしっかりと子供達のお世話や成長のサポートを頑張らなければいけないなと思います。
様々な行事をやりきった時
保育園でもお遊戯会や運動会、卒園式などの季節ごとに様々な行事が目白押しです。
本番に向けて踊りやかけっこなどの様々な練習を重ねていますが、いざ本番になって無事にやりきった時の達成感はこの上ない喜びになります。
まだ小さな子は、自分が一体何をやっているのかすらわからない状況かもしれませんが、それでも一生懸命取り組んで頑張っている様子は毎回感動させられます。
頑張れば必ずできるようになることが保護者にも知ってもらえるため、保育士としてもやりがいを感じるものです。
卒園する時
まだ赤ちゃんのような幼い顔つきだった子が、大人っぽい顔つきになって背も大きく成長し、いよいよ卒園して小学校へと旅立っていく日を迎えると感慨深くなります。
保護者と離れるのが嫌で毎日のように泣きながら登園していた子だったのに、こんなに大きく成長して大人になったなと考えると嬉しくもあり、寂しくも感じられます。
なかなかお友達の輪に入れずにいつもポツンと一人遊びをしていた子も、いつの間にかお友達の中心になって遊んでくれるようになって本当に良かったと感じる時もあります。
子供達の成長は一人ひとり違いますが、保育園に入園した時と比べると心も体も成長しています。
保護者と協力しながら子育てのお手伝いができたことにやりがいを感じ、卒園児達を温かい目で見送っています。
小学生になってから「先生、元気?」と以前と変わらない屈託のない笑顔で遊びに来てくれた時も、私のことを覚えてくれているのだなと嬉しく感じます。