1. >
  2. >
  3. 看護師の資格を取る

看護師の資格を取る

書店

二つの資格がある

看護師として仕事に従事する際には、看護師の免許を取得しておかなければいけません。
一般的に正看護師と呼ばれている国家試験合格者と、准看護師と呼ばれている都道府県が実施している試験のどちらを取得するのかによって今後看護師として働く場合に大きな違いが生じます。
受験資格も異なるため、必ず事前に確認することをおすすめします。

参考:看護師の資格について

看護師国家試験

国家資格の看護師免許を取得するためには、国家試験することが条件になります。
試験を受けたいと思っても、所定の条件を満たしていなければ受験資格が得られません。

受験資格は看護大学で4年、看護系短大で3年、専門学校なども3年の勉強を続けていることが肝心です。

准看護師の資格をお持ちの方は、専門学校で2年、中卒の場合は准看護師として3年以上勤務しているなどの条件を満たさなければいけません。

毎年2月に実施されており、約1ヶ月後の3月には合格発表がされます。
合格率は毎年非常に高く、90%前後で推移しています。

医療に携わる仕事で、特に一瞬の判断ミスが患者さんの命に関わる場合があるため、試験対策は全て正答になるつもりで実践しましょう。

准看護師試験

准看護師試験は正看護師と異なり、国家資格ではなく都道府県知事が認定している公的資格になります。

受験資格は所定の学校で2年間看護関連の所定の学科を履修しているのが条件になります。

免許取得後は即戦力として仕事に従事することを想定し、どちらかというと学科よりも実技を重視する傾向があります。

学科試験の内容は国家資格の看護師よりも比較的簡単だと言われていますが、油断は禁物です。

正看護師と准看護師の違い

子供の看護業務にあたるのが看護師の大切な役割ですが、正看と准看では仕事内容に大きな隔たりがあります。
正看の場合は医師の指示に従って適切な治療を施しますが、准看は医師や正看の指示に従って治療を施します。

准看はあくまでも正看のサポート役として活躍するイメージがあります。
職場内で出世しやすいのは正看が圧倒的に有利になると言われています。

新人として配属された正看護師と准看護師の実力を比較してみると、准看の方が技術力も高い場合が多いです。
正看は看護師として仕事をするにあたって必要な心構えもしっかり教えてもらえるカリキュラムで学習します。
准看は正看よりも短期間で一人前の看護師として活躍できるようにと看護技術の修得を優先的に行います。

そのため、准看の方が注射をするのが上手で、患者さんからも注射をする際には准看の方をご指名される場合があります。
准看を取得して実際に勤務していた方が再度正看を志して勉強をし直すケースも多いです。
見事正看にも合格できた方は准看時代よりもやりがいを感じながら仕事に従事できます。